搦手(からめて)現在地:大智庵城跡公園入り口から南方面の山中フェンス沿い

現在主郭広場から南方面の藪を分け入ると下方向へ続く小道のようなものが石垣によって造成されている形跡がある。ここは大智庵城の搦手(裏門)にあたる場所だと思われる。裏門といえど回り込んで間道へ続く道と、西の崖下の教法寺・鹿大明神方面ヘ続く道と、現在春日小学校のある山の脇を抜けて山手観音へ行く道と、左へ下って大手門の方へ続く道との分岐点につながる重要な道であり、現在の登城路ができる戦前まではこの道を使って登城していたという。
松浦史料博物館所蔵の「大智庵城古図(表題なし)」には搦手を降りた東側付近に谷があり、堤や小川が描かれているが現在は見る影もない。


フェンス沿いに下へ続く小道の跡 小道の土台に積まれた古い石塁
小道の土台に積まれた古い石塁 下から見た搦手出口付近(昔は下まで道が続いていたが現在は断ち切られて登れなくなっている)
大智庵城古図(仮題)に描かれている搦手付近の拡大図

 
絵図
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